2023年02月10日

2023年3月5日(日)時代考証学会・第16回サロンのご案内

時代考証学会第16回サロンを以下のとおり、開催いたします。


 「戦争を描いた時代劇メディアと歴史学」
 −『スペシャルドラマ 坂の上の雲』の検証−


報告者

山田 朗

(明治大学文学部教授、時代考証学会評議員)


時代劇メディアを制作する際、戦争をどのように描くかについては舞台となる時代を問わず常に大きな問題となります。国内の戦闘が大半である鎌倉時代や戦国時代に留まらず、外国との戦闘が主となる近現代の戦争ともなると、それを描くために実に様々な要素を検討しなければならず、大変に難しい配慮や段取りが求められる事になります。しかし、この事から目を背けていては、戦争が今よりもずっと身近だった時代の人びとの暮らしや生き方を描くことにリアリティを持たせることが難しくなるのも事実でしょう。では、近現代史をテーマとする時代劇メディアは、「戦争」をどのように描いてきたのでしょうか。

報告いただく山田朗さんは、日本近現代史、特に軍事史や天皇の軍事指導などについて幅広く研究をされてきました。また、戦後の歴史認識や戦争観に関する言及も多く、『これだけは知っておきたい日露戦争の真実 日本陸海軍の〈成功〉と〈失敗〉』(高文研、2010年)などでは、司馬遼太郎作の「坂の上の雲」における軍事描写について、小説版・ドラマ版の相違なども含めて検証されています。今回のサロンでは、2000年代以降、飛躍的に向上した映像技術を背景に、戦争の描写が“リアルに再現”されたことも話題となったNHKによるドラマ版「坂の上の雲」(全三部作、2009〜2011年)の諸描写を手掛かりに、ドラマとして何を描き、何を描かなかった(描けなかった)のかを山田さんに改めて検証してもらうことで、当時の描き方の特筆すべき点や問題点を明らかにしつつ、戦争とその時代を描くことや視聴することの重要さについて皆様と議論できればと思います。

※多くの方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

第16回サロン.JPG


日 時:2023年3月5日(日)14:00〜(13:30入室受付開始)
会 場:明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント3階 4031教室

http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
アクセス:
 ■JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩約3分
 ■東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩約5分
 ■都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩約5分
資料代 200円


時程(仮)
13:30 受付開始
14:00 サロン開会
15:05 休憩
15:15 質疑
16:00 閉会(予定)
※当日の進行事情により時程は前後する場合がございますのでご了承下さい。

≪申し込み方法≫
申込期間 3月1日(水)まで
定員 50名(先着順)

どなたでもご参加いただけます。
※事前に申し込みが必要です。こちらのフォームよりお申し込みください。


お申し込みが完了すると、申し込みを受付けた旨、jidaikousyou[at]live.jpよりメールが送られます。なお、本メールは「迷惑メール」フォルダーに振り分けられることがございます。メールが届かない場合は、まず「迷惑メール」フォルダーをご確認ください。それでも届いていない場合は、お手数ですが、まず上記のアドレスまで(〔at〕を@にかえてください)ご連絡ください。

みなさまの御周辺に時代考証に関心がある方がおられましたら、お誘いあわせのうえ、ご参加いただきたく、お願い申し上げます。


posted by 時代考証学会 at 18:11 | TrackBack(0) | シンポジウム・フォーラム・サロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月31日

2022年11月26日(土) 第13回時代考証学会シンポジウムのご案内

第13回時代考証学会シンポジウムを、開催することとなりました。
下記の通りお知らせいたします。


時代劇メディアのなかの近代偉人 
―歌舞伎からテレビドラマまで― 

 
【日時】2022年11月26日(土)13時〜(12時30分受付開始)
【会場】明治大学駿河台キャンパス リバティタワー6階 1063教室

  東京都千代田区神田駿河台1−1
 [アクセス]                              
 ・JR中央線・総武線・東京メトロ丸ノ内線御茶ノ水駅下車徒歩約3分
 ・東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅下車徒歩約5分
 ・都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線神保町駅下車徒歩約5分
  http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
【参加費】500円
 
【報告タイトル/報告者(敬称略)】 

テレビドラマのなかの近代偉人
−大河ドラマにおける勝海舟の描写に着目して−

門松秀樹

時代考証学会(近代日本政治史)



演劇のなかの山岡鉄舟

神山彰

明治大学名誉教授、元国立劇場制作室(近代日本演劇)

 

 歴史上の人物を定点観測するドラマ、その作劇手法
−明治・昭和期を中心に−

池端俊策

脚本家 『夏目漱石の妻』など

 
第13回時代考証学会シンポジウム.jpg


【主催】時代考証学会(会長・大石学) 
時代考証学会事務局(jidaikousyou〔at〕live.jp) 
※シンポジウムに関するお問い合わせは上記アドレスまで。〔at〕を@に変えて下さい。 
〒998-8580 山形県酒田市飯森山 3-5-1 
東北公益文科大学 研究室 H-4 門松秀樹研究室 
 
【お申し込み方法】 
期間 11月25日(金)20:00まで
定員 120名(先着順) 

どなたでもご参加いただけます。 
 
※事前にお申し込みが必要です。感染対策のため、事前の申し込みなしのご参加はお断りさせていただきます。

下記のフォームよりお申し込みください。 
 https://ssl.form-mailer.jp/fms/0c39e504164319
 またはメール(jidaikousyou[at]live.jp ※[at]を@にかえてください)に【お名前/メールアドレス/今後時代考証学会からのお知らせを希望するか】をご記入のうえ申込期間内にお申し込みください。
 後日当学会より整理番号をメールにてご返信させていただきます。

なお、時代考証学会からのメールが、「迷惑メール」フォルダに振り分けられてしまうことがございます。メールが届かない場合は、まず「迷惑メール」フォルダをご確認ください。それでも届いていない場合は、お手数ですが、jidaikousyou〔at〕live.jp(〔at〕を@に変えてください)までご連絡ください。 
 
※感染対策のため、座席は整理番号をもとに前の方から指定させていただきます。
 
皆さまのご周辺に、時代劇メディアや時代考証に関心のある方がおられましたら、お誘い合わせの上、ご参加いただければ幸いでございます。部分参加も歓迎いたします。 


公式サイト:https://jidaikousyou.jp/
Facebookページ:https://www.facebook.com/jidaikousyou
posted by 時代考証学会 at 18:14 | TrackBack(0) | シンポジウム・フォーラム・サロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月21日

2021年11月28日(日)第12回時代考証学会シンポジウムのご案内

2021年11月28日(日)に、第12回時代考証学会シンポジウムを、オンライン形式にて開催することとなりました。下記の通りお知らせいたします。


時代考証からみる「忠臣蔵」の過去・現在・未来
―「ご存じもの」の先へ―


【日時】2021年11月28日(日)13:00〜
   (12:45入室受付開始、17:15閉会予定)
【会場】Zoomウェビナーによるオンラインシンポジウム
【参加費】無料



※多くの方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

オープニング画面.jpg



【報告者(敬称略)/報告タイトル】

忠臣蔵の現在、日本芸能史の現在

羽鳥隆英

(時代考証学会、日本芸能文化論)


元禄赤穂事件と「忠臣蔵」
−NHK『元禄繚乱』の制作に携わった経験から−

保垣孝幸

(北区立中央図書館地域資料専門員、NHK大河ドラマ『元禄繚乱』資料提供)


映画 『決算!忠臣蔵』 の舞台裏

中村義洋

(映画監督・脚本家、『決算!忠臣蔵』)


【チラシ】第12回時代考証学会シンポジウム.jpg




【主催】時代考証学会(会長・大石学)
時代考証学会事務局(jidaikousyou〔at〕live.jp)
※シンポジウムに関するお問い合わせは上記アドレスまで。〔at〕を@に変えて下さい。
〒998-8580 山形県酒田市飯森山 3-5-1
東北公益文科大学 研究室 H-4 門松秀樹研究室

【お申し込み方法】
期間 11月24日(水)まで
定員 300名(先着順)

どなたでもご参加いただけます。

※シンポジウムの参加登録は締め切らせていただきました。
※オンライン開催という形式の関係上、例年のように事前の参加登録なしで直接御来場いただいた上での御参加は出来ません。

なお参加登録いただいた方には、当日のZoom参加用URL、利用マニュアル、各報告資料などを取得するためのURLが記載されたメールを参加登録の際にご記入されたアドレス宛にjidaievent〔at〕gmail.comより送信しております。
11月27日中にメールが届かない場合は、恐れ入りますが、再度迷惑メールフォルダをご確認の上、時代考証学会事務局(jidaikousyou〔at〕live.jp)まで、お問い合わせください。

自動返信並びに資料等の送信元 jidaievent〔at〕gmail.com
お問い合わせ先 jidaikousyou〔at〕live.jp
posted by 時代考証学会 at 13:00| シンポジウム・フォーラム・サロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする